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柏崎刈羽　再稼働に意見二分
容認50%　反対48%　県民調査中間発表

(出典) 朝日新聞朝刊/2025年10月02日
(過去の関連記事)
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　(14)NPG2027_2022.09.23.html / 柏崎刈羽　テロ対策不備、東海第二　地元同意なし
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　「再稼働加速」 2原発焦点　

　東京電力柏崎刈羽原発(新潟県）について、県は1日、県民に再稼働に対する考えなどを
聞いた意識調査の結果を公表した。　再稼働を容認する意見が50%に上った一方、48%は
反対で、賛否が二分されている現状が浮き彫りになった。

　福島第一原発事故を起こした東電がめざす再稼働について、花角英世知事は是非を判断
する前に「県民の受け止めを見極める」としており、意識調査はその最後の手続きとなる。
県庁内には再稼働に「思ったより理解が進んでいない」との受け止めもあり、難しい判断を
迫られる。

　調査対象は県内全30市町村から抽出した18歳以上の6千人で、3360人が回答した
(有効回答率56.0%)。　　設問は計43問、主に選択式で、再稼働に対する考え方について
回答を求めた。　今回は中間発表の位置づけで、県は10月末をめどに、詳しく内容を分析し
て最終発表する。

　調査では、「どのような対策を行ったとしても再稼働すべきでない」との設問に「そう思う」
「どちらかといえばそう思う」は計48%。　「そう思わない」は、「どちらかといえば」も含め
計50%だった。　また、「再稼働の条件は現状で整っている」としたのは計37%で、計60%
が否定的だった。　「東京電力が柏崎刈羽原発を運転することは心配だ」との回答が計69%
に上り、東電への不信感の根強さも浮かんだ。　避難計画の策定など防災対策の認知度を
問う設問では、8問のうち5問で「知らない」と答えた人の割合が「知っている」と答えた人の
割合を上回った。

　県は、今回の調査とは別に、原発近くに住む6千人を対象にした同様の調査も実施して
おり、この結果も10月末をめどに合わせて公表する。　その後、花角知事が再稼働に同意
するかを判断し、表明する見通しだ。
(西村奈緒美、山崎靖)

続く NPG2291_2025.10.02.html / 東電へ不信感 にじむ不安　柏崎刈羽県民調査
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　安全対策 厳しい視線　　知事の同意「最後の関門」

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