拙者は草津市の下笠町に横浜市から移り住んで15年経ちますが、地元の歴史については
そんなに深くは知っているわけではありません。
実は、我家の近くに昔の城郭跡があることを知って驚いています。
灯台下暗しでした!
行きつけの近くの割烹・居酒屋で桜満開の時季に行われる当店主催のゴルフコンペについて、
店主と雑談していたときのことです。
組み合わせ表を見ると、拙者と同組で回るメンバーの中に町名と同姓のメンバー名があるのが
目に留まりました。
「下笠」という町名はそれほどありふれた名前でもないので、不思議がっていると店主からこんな
話を聞いたのです。
下笠さんは、城主の末裔だと。
戦国時代に、「下笠城」というお城があって城主は下笠氏ということでした。
城跡は拙者の居宅から1Km 程のところにあり、今では畑地や水田、住宅地になっているとのこと
です。
後日、興味があったので貰った情報をもとにもう少し詳しくNetで調べてみたんです。
こういうところが、暦男なんでしょうか。
手っ取り早く、PC内にインストールされているChat GPTを活用してAIで調べてみました。
Chat GPTに「下笠城郭跡の歴史を教えて。」と入力して質問したら、こんな回答が返って
きました。
画像をクリックすると大画面でご覧になれます
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| Chat GPTから得られた「下笠城」歴史についての情報 |
確かに、店主からの情報の通りで、より詳しい情報もありました。
我家の近くの集落には鎮守の森に囲まれて老杉神社もあり、上記の情報と一致して
います。
(注)Chat GPTの情報は必ずしも正確ではありません。 別のNet情報で念のため検証してみましたが、この情報には
偽情報は含まれていませんでした。
更に、この地域の郷土史である『近江栗太郡志(巻3、373頁』にも「下笠城址」の記述がありました。
画像をクリックすると大画面でご覧になれます
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| 国立公文書館デジタルアーカイブ「近江栗田郡志」(巻3、373頁)より『下笠城址』の記述 |
『下笠城址』の記述を抜粋するとこうです。
下笠城址
下笠城址は笠縫村大字下笠に在り、佐々木六角氏の臣下笠氏の守備する所なり、湖水に
近く北に志那、南に山田矢橋の渡津ありて各地に武将を配置す、下笠は山田志那の中間
なれば水陸の警備としてこゝに築きしものなり、近江與地志略に
下笠古城 下笠村在、今下笠忠右衛門宅地是也、下笠信濃守が嫡男三郎左衛門弼實
居城す、永祿九年青地駿河守茂綱と戦いで死す、近世悉く堀等を埋田畑とす。
と見へ享保の頃既に開墾せらる、此地に八幡神社鎮座あり是れ同氏の守護神なり、近年
老杉神社に合併す。
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これで先のAI情報の信憑性を確認できました。
又、Google Mapsによる「下笠城跡」のロケーションは以下の通りで、Map上に明示されて
いました。
なんだ、我家から徒歩で10～15分の近場にあるではないか。
ということで、好奇心から下笠城郭跡を訪れてみることにしました。
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| びわこ通りと浜街道の交差点・下笠北交差点 (2025.03:23_14:45) |
びわこ通りと浜街道の下笠北交差点を渡り、琵琶湖方面に進むと下笠駐在所があります。
この駐在所の北側のびわこ通に平行に流れる用水川周辺の一角の畑地、水田、宅地や更地に
なっている辺りが下笠城跡とされる。
自宅から自転車で5分のロケーションにありました。
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| びわこ通りと平行に琵琶湖に流れ込む用水川 (2025.03.23_14:58) (前方は比叡山) |
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| 今の下笠城郭跡の景色 (2025.03.23_14:46～15:00) |
下笠城郭跡には遺構らしきものはなにも見当たらなかったですが、居館があったと思われる用水
路の片側の微高地が唯一の城跡を忍ばせているのかも---。
おらが町に昔あった下笠城についてまとめるとこんな風になります。
(1)所在地; 草津市下笠町(参照; 掲記GoogleMap)
(2)築城者; 不明(下笠氏か?)
(3)築城年; 不明(下笠城北東にある下笠神社本殿の棟木に「享徳元年(1452年)、下笠
美濃守高賀奉建」の記述(出典1&出典2)があることからそれ以前と推定)
(4)城区分; 小規模な平城
(5)城型式; 居館
(6)廃 城 ; 永禄9年(1566年)の青地城主・青地駿河守茂綱と下笠信濃守・三郎左衛門
弼實父子との戦いに破れて滅ぼされ廃城となる。(出典3)
(出典1)滋賀県神社庁/老杉神社
(出典2)新近江名所図会>新近江名所圖会>草津市下笠地区の歴史を辿る
(公益財団法人 滋賀文化財保護協会)
(出典3)近江栗太郡志(巻3、373頁) (1926年、滋賀県栗太郡役所発行、国立公文書館蔵)
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尚、下笠城の廃城の原因となっった「青地城主・青地駿河守茂綱と下笠信濃守・三郎左衛門弼之
父子との戦い」の真偽についてもChat GPTで調べたところ以下の返答でした。
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| Chat GPTから得られた「下笠城主と青地城主の戦い」の歴史についての情報 |
下笠城についてこれ以上突っ込むと学者の世界になるのでこのあたりで留めておきます。
いずれにしろ、我が町もその昔、小さな城下町だったとの新発見に驚いているところです。
伏見の歴史散策を兼ねた街歩きも終わり、昼時になりました。
ということで、本日のメインイベント、伏見太閤バル飲み歩きに出かけました。
このイベントでは、イベント参加の52店舗からお気に入りの名店4軒で、ハシゴ酒を楽しめます。
精算時に、購入した4枚綴りのバルチケット1枚をお代として渡します。
但し、追加注文した場合は別途精算が必要ですよ。
今日は２日間のイベントの最終日、３連休の中日とあって、伏見の街はイベント参加者で賑わって
います。
ここで再びバルMAPをGoogle Mapで開けておきます。
Mapの右上の をクリックして拡大してご覧下さい
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| 伏見歴史散策と飲み歩き祭り(伏見太閤バル)ルートマップ |
歴史散策の最後の訪問地、史跡「会津藩駐屯地跡(伏見御堂)」に近いバル参加店の一つ、焼き鳥
の美味しい「鳥せい本店(鶏料理)」(バルMapのバル②)へ。
と言うのは、2023/10/25、従妹や弟夫妻とここで懇親飲み会の実績があったからです。
下の写真はその時の懐かしい写真です。
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| 鳥せい本店での従妹&弟夫妻との懇親会時の懐かしい写真 (2023.10.25) |
ところが、鳥せい本店内は順番待ちのイベント参加客で大混雑で足の踏み場もありません。
拙者、とりあえず整理券発券機で順番受付を済ませましたが約50組、70分待ちです。
あまりに待ち時間が長いので、近くの別のバルへ行ったのですが同様でした。
勿論、いずれにも順番予約してタブルブッキングです。
およそ25分程して、鳥せい本店に近い「京の台所・月の蔵人」(バルMap
のバル①)という和食居酒屋へ入ることができましたよ。
伏見の酒・月桂冠の酒蔵を改装した月桂冠ブランドのお店です。
バルのセットメニューは[フード]湯葉と生麩と牛すじのおでん＋[ドリンク]
月桂冠の「みやこ仕込京山水」でした。
お酒は一杯では足らず追加注文しました。
さすがにお腹が空いていたのでお腹に沁みました。
画像をクリックすると大画面でご覧になれます
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和食居酒屋「京の台所・月の蔵人」
(2/23_12:57) |
バルメニューの日本酒とお通しのフード
(2/23_13:20) |
2軒目は、先程混んでいた「鳥せい本店」(バルMapのバル②)です。
うまい具合に拙者の整理券Noは、あと2組待ちでしたので、直ぐに入れました。
ここも酒蔵を利用した焼き鳥屋さんです。
バルのセットメニューは[フード]自慢の焼き鳥三種と合鴨の燻製・梅
クラゲ [ドリンク]蔵元直送神聖の一口生原酒 or グラスビールでした。
ご覧の通り、店内はイベント参加客で満席でした。
拙者はドリンクとして神聖・一口生原酒をたのみました。
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| 満席の鳥せい店内 |
先ずは合鴨の燻製・梅クラゲをアテに一杯!
(2/23_13:48) |
鳥せいはサービス精神旺盛です。
しばらくしてから、焼き立ての焼き鳥三種がアテとして出されました。
メニューを見て蔵出し原酒をもう一杯!
この原酒、濃厚でコクがあり焼き鳥と相性があり最高です。
ここの焼き鳥は天下一品ですね!!!
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| 神聖ブランドのお酒のメニュー |
焼き鳥三種でもう一杯! (2/23_13:57) |
さて、3軒目はどこにするか思案です。
お店が軒を連ねている龍馬通りへ向かうことにしました。
この通りに、大きな「鉄板串焼き」の提灯が掛かっているお店がありました。
それに、伏見バルのイベント・フラッグも掛かっています。
鉄板串焼き「咲蔵」(バルMapのバル③)という串焼きと創作料理の居酒屋です。
入ってみると順番待ちはなかったのでここに決めました。
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| 鉄板串焼き「咲蔵」 (2/23_14:22) |
「咲蔵」の伏見太閤バルのセットメニュー (2/23_14:28) |
一人でもあり空いていたカウンター席に案内されました。
バルメニューの［ドリンク］は、生中ビール or ハイボール or 日本酒でした。
拙者、ここでも日本酒を選択。
当店は幾つかの伏見ブランドのお酒だけを置いていますが、バルドリンク
としての日本酒は酒蔵・北川本家の本醸造 富翁でした。
[フード]は自家製ローストビーフとクリームチーズの磯部風ナムル。
このアテも日本酒と相性がよく美味しかったです。
勿論ここでも、もう一杯お代りしたのは言うまでもありません。
さて、いよいよ飲み歩きも終局になりました。
すでにお代りを含め伏見のお酒を6杯飲んで、良い気分です。
中書島駅に近いバルを探したところ、ぴったりの居酒屋がありました。
老舗の昆布屋が手がける「おこぶ北淸」(バルMapのバル④)です。
リーフレットのバルメニューには、[フード]おこぶの粕汁＋[ドリンク]伏見の日本酒とあります。
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| 昆布創作料理と日本酒の出汁バー「おこぶ北淸」 (2/23_15:05) |
混んでいましたが、カウンター席が空いていたので入れました。
出されたのは伏見の酒ではなく、京都 山城の城陽酒造の生原酒 たれくち酒でした。
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| 城陽酒造 生原酒 新酒たれくち (2/23_15:11) |
おこぶの粕汁 (2/23_15:14) |
いやあ、口も乾いていたので粕汁が口に合いました。
新酒「たれくち」も香りが高く、まろやかなお酒で美味しかったですよ。
約4時間の伏見歴史散策を兼ねた伏見太閤バル飲み歩きでした。
拙者、お酒の飲み歩きなんて、現役時代しかなかったので実に20数年ぶりでした。
健康で日本酒が好きだからこそ、この歳で年甲斐もなくハシゴ酒ができるんですネ!
伏見にまでやってきてお酒が飲めることに感謝です。
いやあ、今日は吉田類に負けないほどの酒場放浪をしましたわ!
そんなことをつぶやきながら、ほろ酔い気分で伏見の街を後にしました。
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| 伏見・中書島繫栄会商店街の街並み (2/23_15:37) |
【End】
English Wtopics-2.311 / “Walking around Fushimi, Kyoto and Fushimi Taiko Bar Hopping
(2/2_Fushimi Taiko Bar Hopping)”
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