福島第１原発事故の「社会的出費」(コスト)
=福島の代償試算値
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(出典) ①季刊研究誌「環境と公害」(岩波書店 2014年7月25日発行)
［立命館大教授(環境経済学)大島堅一/大阪市立大教授(同)除本理史］
②毎日新聞朝刊/2014.8/23/「どうなるの日本の原発」
福島第１原発事故の「社会的出費」(コスト)＝福島の代償試算値
＝11兆819億円
［具体的な内訳］
①被害者への賠償＝4兆9088億円
②損害賠償費用＝4兆9785億円
③除染費用＝2兆4800億円
④原状回復費用＝3兆5400億円
⑤原子炉を安定的に停止させ，状態を維持する事故収束・廃止費用
＝2兆1675億円
⑥長期避難者の生活拠点形成など除染以外の事故対応費用＝3878億円
以上、(出典) ①より抜粋
著者によると、「この金額は現時点での最低限の見積りである」とのこと。
今回の事故で最も大事なのは，「誰が支払うのか」という問題です。
実際に，これらのお金は国民に「つけ回し」されることになるのですが，これまでの
議論では完全に抜け落ちています。
国や電力会社がどの程度，自覚しているかは別にしても，この日本社会では電力
会社にものすごく都合がいいシステムが出来上がっているという事実です。
以上、(出典) ②より抜粋
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